ビクトリアで友達を作ろう!ボランティア③
すっかり長くなってしまったボランティア編、今回で最後です。今までの記事はこちらを参照してください。
今回は②の続きで、私が実際に参加したイベントの詳細をお伝えします。
ボランティアとして参加したイベント
Highland Games & Celtic Festival
Fern wood Fest
Victoria Busker Festival
それぞれイベントの概要と
①時期・期間
②会場
③仕事の内容
④もらえたもの
⑤感想
を添えて説明します。
Highland Games & Celtic Festival
ケルト文化のお祭り。アップタウンにある広い広場で、ダンスの発表やスポーツの大会、ケルトのパレードが行われるほか、キルトやバグパイプなどの伝統工芸品の販売もあり盛りだくさんです。
①5月中旬の土日月の3日間
②アップタウンのTopaz Park
③ボランィアの仕事は多岐にわたり、事前申し込みの際に希望を出します。私はキッズテントのフェイスペイントの希望を出しましたが、そのイベントがなくなり代わりに入口のゲートでチケット販売をやりました。ほかには雑貨の販売、アーティストのサポート、ビール・フードテントの売り子などがありました。
④スタッフTシャツ、昼食にハンバーガーかホットドッグ
⑤一番事前準備が手厚かったです。オリエンテーションでボランティアスタッフが集まり、担当部署に分かれてミーティングがありました。ボランティアスタッフのマニュアルが配られたのはこのイベントだけでした。
ボランティアといえ、お金を扱う仕事だったので緊張しましたが、担当の人が優しく仕事を教えてくれました。また、私のいたゲートはステージに近く、衣装に着飾った子供たちのダンスと、それを見守る家族を間近で眺めることができました。
キルトのスカートをはく少年たち
Fernwood Festival
ビクトリアのアート地区、Fernwoodの音楽とアートとビールのお祭り!Fernwoodは赤レンガが素敵なエリアで、イベント以外の時も行けばよかったなーと思っています。
①6月半ばの週末
②Fernwoor Square
③会場設営、撤去作業もボランティアで行います。イベント当日の業務は、初日はホットドック・スナックのテントの会計、2日目はビールのテントでビールをひたすら注ぎました。
④当日:ホットドック、水、おやつ、手書きのThank you card、スタッフTシャツ
撤去作業時:オーガニックのジュースとトルティーヤ
スタッフTシャツの着心地がよく、おしゃれでかわいいです!帰国後もバイトの時によく着ています。
⑤一番文化祭っぽい雰囲気!前の記事でも紹介した、ビールサーバーが故障したのはこのイベントです。お客さんは長蛇の列でしたが、みんな不満を言うことなくボランテァスタッフに声援を送ってくれました。サーバーが直った瞬間、大歓声!ボランティアスタッフ同士もハイタッチで大喜びでした。
ビクトリアは日本と違い、野外でお酒を飲むことが禁止されているのですが、こういうお祭りではエリア内でお酒を飲むことが許されています。なのでみんなビールを片手に音楽にのり、とっても幸せそうでした。子供からおじいちゃんおばあちゃんまでが、みんな楽しそうに歌ったり踊ったりしていて、ビクトリアに移住したいなと思うようになったのはこのイベントがきっかけだと思います。
地元のアーティストのライブ演奏
帰りに立ち寄ったコミュニティガーデンで出会った女の子が、植物の名前や食べられるお花を教えてくれました。不思議な思い出。
DownTown Victoria Busker Festival
ビクトリアのダウンタウン中の特設ステージで行われる、大道芸・ストリートミュージシャンのお祭り!アメリカ・ヨーロッパ・中東など世界各地からパフォーマーが集まってきます。
①7月中旬の約10日間
②インナーハーバーを中心に、ダウンタウン各地
③私の仕事はイベントガイドでした。仕事は結構丸投げで、パンフレットをどさっと渡されて担当エリア内を回って配り歩いたり、ショーが始まる前に観客の誘導、お客さんからの質問に答えたりと忙しかったです。私の担当エリアはインナーハーバーだったので、毎日きれいな景色の中で働くことができ、毎回ウキウキしながら家を出ました。
④スタッフTシャツ、エコバック、イベント中フードトラックで使えるクーポン。
仕事中も、「ショーが始まったら見てていいよ!」とショーを自由に見ることができます。
⑤暑い中での立ち仕事で、ビラ配りは大変でしたが、一番楽しいイベントでした。観光シーズンだったので、観光客の方にオススメのレストランを聞かれたり、イベントの詳細を説明したりと、一番会話の時間も多かったです。
ビラ配りを手伝ってくれたストリートミュージシャンの人と一緒に歌ったり、イベントについて質問してきてお兄さんと仲良くなって一緒に遊びに行くようになったり、出会いも広がったイベントでした。
ビラ配りを手伝ってくれた、ストリートミュージシャンの人たち。この後一緒にスーパーウマンの映画を見て、アイスホッケーの練習も見に行きました。
ニューヨーク出身のアクロバットのパフォーマー!大人気でした。
宇宙から来たロボットのお姉さん。
イベントを通じてできた友達とは、いつもジェームズベイに散歩に行きました
その町の一員になるということ
今回紹介した3つのイベントは、どれも参加者として行くのもとってもオススメです!が!せっかくその土地で暮らすなら、地域に溶け込んだ方が絶対に楽しい!と私は思っているので、観光ではなく中長期で滞在するなら、参加者ではなく運営側でイベントに関わってみてほしいです。
ビクトリアはよく観光地として紹介されますが、私は暮らしてこそ魅力がわかる街だと思います。私が参加したものはほんの一部で、春〜夏には毎週のようにイベントやお祭りが開催されます。どれも地元のボランティア主体で、地元の人に愛され、観光客も楽しめるイベントです。ビクトリアの地元愛の強さと、それそぞれのコミュニティの活気が伝わってきます。
ワーキングホリデービザは、1年間期間限定で好きな国で自由に暮らせる、とっても贅沢なビザだと思うので、「その国、地域の一員として暮らす」ことを意識するともっと濃い日々が送れると思います。
私はもうワーホリビザではカナダに行けないので、当時を思い出しながらブログを書いていると、今ビクトリアでワーホリをしている人、これから行く人が本当に羨ましい!!そしてその人たちの生活が少しでも楽しいものになるように、これからも私の経験をシェアしていけたらと思います。