オーキャナダ

就活生がカナダ・ビクトリア休学ワーホリ生活を懐かしむブログ

ヒッチハイクでソルトスプリングを観光!?

  最近すっかり暑くなってきましたね。ビクトリアの夏が恋しいです。

今日は、ソルトスプリング島について紹介します。

 

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 ワーホリ中の写真の中で一番のお気に入り。去年の今頃ソルトスプリング島で撮りました。

 

ソルトスプリング島へ行こう

 ソルトスプリング島は、バンクーバーとバンクーバー島(ビクトリアがある島)の間にあるゴルフ諸島のうちの一つ。ビクトリアからはフェリーで35分ほどでいくことができます。

 島には多くのアーティストが暮らし、ギャラリー、マーケット、ワイナリー、農場、そして豊かな自然と見所たくさんの島です。

 夏の間、毎週土曜日に開かれるサタデーマーケットが有名なのですが、私は平日に行ったのでマーケットは行けずじまいでした。

 それでも十分楽しめたので、土曜日にいけないからどうしようかな〜という方も是非行ってみて欲しいです。

 

島内の移動はヒッチハイク!?

 ビクトリアからは、フェリーで行くことができます。本数が少ないので、事前に調べていきましょう。

 島内の交通手段はビクトリアと同じく、バスしかありません。また、本数も少ないです。フェリーはFulford Harbourにつくので、観光案内所やギャラリー等があるGanges Harbourまではバスで行きます。

 この二つの港をつなぐバスは、本数は少ないですがフェリーの発着時間に合うようになっているみたいです。

 

 バスに乗ってGanges Harbourまで来た私と友人は、まず観光案内所に行きました。

 窓口のおばあさんに、「バスの1日乗り放題チケットを買いたい」と伝えると、「乗り放題チケットなんか買わなくてもいいよ!お金がもったいない!親指をたてて道に立ってればいいの。この島の子供はヒッチハイクで通学してるんだから。」と大笑い。

 まさかの観光案内所の職員がヒッチハイクを勧めてくるという衝撃。「ヒッチハイクしたことないし心配だから」と言っても「親指を立てるだけだよ!」と結局バスパスは売ってくれず。

 

Tree House Cafeでブランチを

 とりあえずお腹が空いていたので、ブランチをとりながら計画を立てることに。

 事前に調べていた、Tree House Cafeへ。

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名前の通り、大木な木を囲む形で作られたカフェ。オープンでとっても気持ちがいい!

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ボリュームたっぷり!卵は島で育った鶏のものだとか。

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 外観はこんな感じ。まるでカフェから木が生えているみたい!

 夜は星空を見ながらライブミュージックも聴けるらしいです。

 

ギャラリー鑑賞と散策

 ブランチの後は、カフェの周りのギャラリーを幾つか回りました。

 いろんなアーティストがこの島に移住してきているそうで、ギャラリーがたくさんあります。入場料はだいたい無料で、彫刻や油絵、現代アートのオブジェなど、幅ひろいジャンルの作品が楽しめました。

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 写真の撮影も自由。気に入った一枚です。

 

  そして!!気の向くままに散歩して辿り着いたのがここ!

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 冒頭に紹介した絶景ポイントです!

 

 地図に載っていない、名前のない場所なのですが、Google Mapでストリートビューを見つけました!ストリートビューだけでも圧巻の美しさです。

https://goo.gl/maps/JkTeWhpr1gy

 この写真に写っている、Grace Isetという小さい島を調べればたどり着けるはず。ソルトスプリングに行くなら絶対に見逃さないでください!

 

バスパス再チャレンジ!

 とっても綺麗な景色に出会い、「もうこれだけでもソルトスプリングまで来た甲斐があったね」としばらくのんびりしたのですが、やっぱり島の他の部分も見たい!ともう一度バスのチケットを買いに行くことに。

 

 しかし、もう一度観光案内所に戻ると「あなたたちまだいたの!?バスは不便だし、時間通りにこないし大変だよ。ヒッチハイクの方がいい!親指を立てて立ってればいいの!」と笑い飛ばされやっぱりチケットは買えず・・・笑

 そこまで言うなら、せっかくだしヒッチハイクにチャレンジしてみることに!

 

 初めてのヒッチハイク

 ソルトスプリング島はワインが美味しいことで有名!

 まずは一番近場のワイナリーを目指すことに。車が通るたびに親指を立ててみるも、誰も拾ってくれず結局徒歩。

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 道中、暑かったですが景色が綺麗で頑張れました。

 

 しかし一つ目のワイナリーはその日お休み・・・。

 ついてないね〜と、また大きい道に戻り、スーパーで少し涼んでまた歩き始めました。二人ともやけになって、親指を立てて腕を道路に突き出したまま歩いていたら、後ろから来た車が止まってくれました!

 心の準備ができていなかったので焦りましたが、乗せてもらうことに。犬を連れたおじいちゃんでした。離婚した後、人生やり直そうと一人この島に越してきたとか。港の近くのマーケットで働いているから、帰りに寄ったら教えてね!と、とてもフレンドリーでいい人でした。

 

Salt Spring Vineyards&  Tasting room

 ようやくもう一つのワイナリーに到着!

https://goo.gl/maps/cgCFgZ9r92y

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 まるで童話の世界!とってものどかでした。

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 二人でワインの飲み比べ。

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 ボトルも可愛い!

 

Salt Spring Island Ales

  次の目的地はブルワリー!

 またも親指を立てながら歩きましたが、そもそも車が全然通らない!結局歩いて行くことに。

 Google Mapだと徒歩30分と出ましたが、坂道だったのでもっと時間がかかったと思います。

 

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 てくてく歩きます。ビクトリアも田舎の方ですが、もっと田舎です。夏休みにおばあちゃんの家に遊びに来た気分。

 

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 ちゃんと辿り着けるのか?!と果てしなく感じました。でも景色は綺麗!

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 やっと到着!「ここまで来て閉まってたら泣いちゃうね!」と中へ。

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 木の建物の二階が売店とティスティングルームになっていました。

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 いい感じの写真ですが、軽く熱中症気味になっていてなかなかしんどかったです・・・。やっと座れた!

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 クラフトビールの飲み比べ!ビールは季節によって変わるそうです。コーヒー風味のビールが美味しかった!

 店員のお兄さんが気さくで、しばらく島のことやビールのことをおしゃべりしました。

 

港までヒッチハイク

 チーズ農場にも行きたかったのですが、帰りのフェリーに間に合わなさそうなので断念してフェリーターミナルのあるFulford harbourへ向かうことに。

 長い坂道を下って大きい通りまで出てからは、サクサクヒッチハイクができて、港までたどり着けました。

 おばさんが途中まで乗せて行ってくれて、そのあとすぐに別のおじさんが港まで乗せてくれました。おばさんが教えてくれたのですが、ソルトスプリング島は電気自動車が普及していて、島の住民はほとんど電気自動車なのだとか。

 

Fulford Herbour

 無事港に着いてから、Moringside Organic bakery&Cafe&Book storeで休憩。

https://goo.gl/maps/iTR7YLyNYr12

 

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 オーガニックの材料にこだわったカフェ。本も売っています。内装・外装が独特!不思議と落ち着きました。

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 ヴィーガンのチョコミルク。

 

 その後、最初にヒッチハイクで乗せてくれたおじいちゃんに会いにSalt Spring Mercantileに。「僕が焼いたんだよ!」とオススメしてくれた、手作りのピーナッツバタークッキーを買いました。絶妙な甘さでやみつきに。おすすめです!

https://goo.gl/maps/9YNwMABwBR32

 

ノープランでもなんとかなる?ソルトスプリング島

 カナダ人の友人に、ソルトスプリング島に行くんだよ〜と話したら「島内の移動はどうするの?マーケットのない日に行って何するの?ノープラン!?大丈夫!?」と心配されたのですが、何とかなりました。日帰りノープランでしたが、地元の人たちに助けられて満喫できました。

 

 もちろん、車で回れたらもっと便利だし私たちが回った以上に色々いけると思います。マーケットも行ってみたかった!

 ヒッチハイクも、たまたま私たちがいい人に当たっただけで危険な目にあう可能性もあったかもしれません。でも、あの時のドキドキしなかが親指を立てて雄大な景色の中をひたすら歩いたのは、忘れられない冒険でした。

 ヒッチハイクデビューが海外の小さな島なんて、ちょっとワクワクしませんか?