Happy Victoria Day!!
カナダ時間の今日はビクトリアデーです。
去年の今頃はパレードを見に行っていたので、時が経つ早さに驚きます。
パレードの様子と、カナダ人の友人とビクトリアデーについて話した時のことを紹介します。
ビクトリアデーって?
ビクトリア女王の誕生日を祝う、カナダの祝日です。本来は5月24日ですが、毎年5月の第4週の月曜日が祝日になります。
ビクトリアの地名は、このビクトリア女王から来ています。なので、カナダの中でもビクトリアのお祝いが一番盛大です。
パレードを見に行こう
お祭りの目玉は、メイフェアモールからダクラスストリートまで続くパレードです。
カナダ軍を筆頭に、カナダ・アメリカのマーチングバンド、地元の会社や農場、地域コミュニティ、世界各国からの移民のグループなど、それぞれが思い思いのパフォーマンスを披露します。まさに多文化多民族なカナダらしいパレードです。
毎年10万人を超える観客が訪れるとか!パレードのため道が閉鎖され、バスのルートが変わるので要注意です。
今年のパレードの様子はこちらから見られます。
私も去年友人と見に行きました。
一番可愛かった牛乳パックのトラック。
元気いっぱいチアリーダー
カナダ国旗を持って行きましたが、あまりもっている人は見かけませんでした・・・。
とっても天気にい日でした。
パレードは2時間にわたります。私と友達は、30分くらいダウンタウンの路上に座ってパレードを見た後、暑かったのでパブに移動しました。
その時に行ったのが以前紹介したCanoe brew pubです。
「カナダはみんなの国だ」
パレード自体は正直そこまで思い出はないのですが、私の中で印象に残っているのは後日カナダ人の友達とビクトリアデーについて話した時のことです。
以前お話しした、自転車で登山に来た友人です。
彼は、真剣に
「カナダはオープンな国だけど、まだ白人中心な部分がある。ビクトリアデーも、イギリス支配下の時の名残だし、お祭りはいいけれど、未だにかつてのイギリスの女王の誕生日を祝うことはあまり好ましくないと思わない?
ビクトリアはまだ、上層部は白人が多い。カナダはもっと多民族国家になるべきだし、それでこそカナダだ。君みたいな、日本からの移民とか、アジア系がトップに立つ日が来たら、それでこそカナダだと僕は思うよ。みんなカナダ人になりえるし、カナダはみんなの国なんだよ。」
と話してくれました。
帰国後に異文化コミュニケーションの授業を取り、日本のように、「生まれた土地」「血筋」「外見」の3つすべてが揃って「日本人」とみなされる民族は世界的に見て珍しいということを知りました。
この友人の血筋はオランダです。祖父母の代からカナダに移民してきて、両親もオランダの血が流れていますが、彼はカナダで生まれ育ったカナダ人です。
彼がなんども言っていた、"Canada is a country for anyone."という言葉がとても印象に残っています。何より、自分の国のあり方について、自分と同い年の子が、外国人である私に真剣に語れることも驚きでした。
私がカナダに行こうと決めたきっかけは、ジャスティントルドー氏のスピーチで、この友人の話を聞いて、やっぱりカナダはすごく進んだ国なんだなと実感しました。
このオープンさ、日本との違いは、歴史等様々な由来があると思いますが、日本カナダから学ぶべき点がたくさんあると思います。