James Bayを散歩しよう
最近すっかり暑くなってきて、夏が来た感じがしますね。
ビクトリアの海と青空が恋しいです。
今日は、ビクトリアのビーチの一つ、James Bayを紹介します。
James Bay
James Bayには、ビクトリアに着いた次の日にホストマザーが連れて行ってくれました。ビクトリアを発つ前日も散歩に行った思い入れの強い場所です。
海辺なので冬は寒く、4月ごろに行った時もまだ風が強くとても寒かったです。なので、ここの魅力を知ったのは帰国の数ヶ月前、5月半ばになってからでした。
浜辺で拾った綺麗なガラス。大事に持ち帰ってきた宝物です。
オススメの散歩道
ダウンタウンにある博物館から、Belleville streetを港沿いにまっすぐ行って、Oswego streetに入り、そのまままっすぐ進むとビーチに出ます。そこから左に行くとClover point、右に行くと灯台のあるBreak waterにいけます。
Clover pointは、よくパラグライダーで空を飛んでいる人がいて、夕暮れに行くと幻想的です。
ビクトリアに着いた次の日に見た景色。これから始まる新しい生活にワクワクしたのを覚えています。
私が大好きなのは、Break waterです。とにかく綺麗!天気のいい日に行くと水面がキラキラです。灯台に向かう桟橋があって、気持ちのいい風に吹かれながら散歩できます。
帰国を意識し始めた頃に一人でここに来て、波の音を聞きながら、もうこの景色をしばらく見られないのかと思ってちょっと泣きました・・・。
6〜8月の毎週日曜日はBreak Water Marketが開催されます。地元のアーティストの作品が並びます。数日間限定でライブ演奏が聴けるビアガーデンもオープンするので、facebook等でイベント情報をチェックしてください!
James Bayに住んでいた友人
私がJames bayを気に入ったきっかけは、海の近くに住んでいた友人です。
ボランティアがきっかけで知り合い、「ビーチに座って夕日を見よう」と、瓶ビールを持ってお気に入りの場所へ連れて行ってくれました。
それまで、海というのは泳ぐところだと思っていたのですが、ただ浜辺に座って、日が暮れるまであれこれおしゃべりをするのはとても心安らぐ時間でした。
ジャーに入れた温かいハーブティーと、桃やオレンジなどのフルーツをリュックに詰めて持ってきてくれたこともありました。
「日本では休みの日は友達と何をするの?」と聞かれ、「買い物に行ったり外食したりかな」と答えたら、「ふーん。じゃあ、こういう本当の会話はいつするの?」と言われて答えられませんでした。
彼に限らず、ビクトリアの人は「どこか遊びに行こう」となると、「ハイキングに行こう」「丘の上から夜景を見よう」「浜辺を散歩しよう」など提案されることが多かった気がします。綺麗な景色を見ながら、自分の子供の頃の話や家族の話、将来の夢について話しました。
こんなに天気がいいのにどうして働かなきゃいけないの?
この友人は、幼い頃にメキシコからカナダにやってきて、サスカチャワンという小さい町で育ち、数年前に仕事を辞めて、荷物をすべてクラッシックカーに詰めて、カナダを横断してビクトリアまでやってきたそうです。
冬の間は油田で働いてお金を貯めたそうで、夏は一切働かずに気ままに暮らしていました。「こんなに天気がいいになんで働かなきゃいけないの?もったいないにもほどがあるよ。この季節を楽しまないと」と言われ、衝撃でした。
私が日本食レストランの仕事を辞めたのも、春になり天気が良くなってきて、青空を見ながら出勤するのにうんざりしたからだったので、気持ちはわかりました。ビクトリアの青空は本当に桁違いに綺麗なので、そういう生き方がしたくなるのも納得です。
以前、「ビクトリアって何色の町?」と聞かれて、「青!」と即答しました。
ちなみに、最近久しぶりに連絡をしたら、バンクーバー島のリゾート地・トフィーノに引っ越してキャンピングカーを買って相変わらず海辺で悠々自適に暮らしているそうです。
海の町ビクトリア
帰国してから、なかなか海の方へ行く機会はないのですが、たまに旅行で海辺に行くと、ビクトリアのことがわーっと蘇ってきてなんとも言えない気持ちになります。私にってビクトリアは海の町です。
友達と行っておしゃべりしながら散歩しても、一人で物思いにふけるのも良いです。何度行っても飽きない絶景なので、ぜひ何度も訪れてみて欲しいです。