カルチャーショック あいさつの話
以前の記事で紹介したように、ビクトリアの人はとにかくフレンドリーでした。
店員さんやすれ違った人、バスで隣になった人などが、バンバン話しかけてきます。
そんな環境の中でなかなか慣れなかったのが、「あいさつ」です。
「調子どう?」になんて返せばいいの?
カナダに限らないと思いますが、会話のはじめに「調子どう?」と聞かれることが多いです。
教科書で習うような、”How are you?”から、
"How is your day going?"
"Are you having good day?"
などなど。言い方は異なりますが、だいたい「元気?」「調子どう?」といったニュアンスです。
私はだいだい”Good good! You?” (いい感じ~。あなたは?)と答えていました。音でいうとグッグッ~
って感じです。
Youtubeで英語の勉強
参考にしたのがバイリンガールちかさんの動画です。
ワーホリ中旬から彼女の動画を見始めたのですが、行く前に見ておけばよかった!という動画がたくさんで勉強になりました。
もちろん海外で生活していれば、なんとなくこういえばいいんだなというのは掴めます。でも、なんでそういう言い方をするのか、文法はどうなっているのかなどはネイティブスピーカーの真似をするだけではわかりません。会話は出来てもやもやするので、こうして勉強して納得してから話した方が私はすっきり習得できました。
社交辞令?どういう返しが正解?
この動画でも解説されていますが、
日本人がいいがちだと言われている(最近の教科書は違うみたいですが)
"I'm fine, thank you!" という返しは、よそよそしいと聞いたことがあり、そもそも本当に体調を聞かれているのか、それとも日本語でいう「こんにちは」的なただの挨拶なのか、感覚がなかなか掴めず苦労しました。
はじめのころは、しばらく馬鹿正直に
”I'm hungry” "I'm sleepy" など体調を簡単に答えていましたが、
ウクレレの先生に
”Hey Fune! How is your day going?”と聞かれたときに
"I'm super hungry" と答えたら
”That's good…Oh, wait what? well” (それはいいね!ん、待って、そう…)
と怪訝な反応をされたので、やっぱり体調聞いてるんじゃないよね~~!と気づき、良い返事を考えることに。
自分なりの言い方
そこで冒頭の動画を見つけて、どんな返しがナチュラルなのかなんとなく理解しました。
意識して周りの人の会話を聞いていると、自分の定番と言うか、いつも同じ返しをしている人が多いように感じました。
たとえば、私の同僚のカナダ人の女の子は両手をグーサインにして”Awesome!”、ほかの友人や同僚も、 "Not bad"、 "I'm doing busy"など。だいたいいつも同じ返事をしていました。
私もなにか定番な言い方があれば毎回悩まなくてもいいなと思い、いろいろ試した結果、落ち着いたのが”Good good!”でした。もうだいぶ前の話なので、誰かの真似だったのか自分で思いついたのかはわかりません…。
数か月もしたら、このやりとりも慣れてさらっと返事ができるようになりました。
日常会話のハードル
高校・大学と英語を専攻してきましたが、留学等の長期滞在の経験が無かったので、こういった日常のやり取りが身に付くまでは結構時間がかかりました。こういった何気ない事は、ホストマザーなどネイティブスピーカーに質問しても「これはこういうもの」と当たり前すぎて説明が難しいようでした。
なので、まずは日本人が解説しているものを調べて理解してから周りの会話を聞き、少しづつみんなが話していることを取り入れて会話力を上げていきました。
私の今話している英語は、ホストマザーや友人、かつての同僚の口癖や言い回しを真似て身に付いたものなので、英語を話しているとふとしたときに顔が浮かんで懐かしくなります。
はじめは動画や周りのまねっこでも、だんだん自然に話せるようになってくるので、自分にあった上達の仕方を試行錯誤してみてください!
“You know what?” “I knew it!!!” “Guess what!?” “I told you!” 全部ホストマザーの口癖でした